眺めのいい美術館


昨日は池田町立美術館(北アルプス展望美術館 *1 )へ出かけてきました。
といっても、展覧会を鑑賞したのではなく、10月30日から開催される『池田クラフト展』のミーティングに出席したのです。
このイベントは、独立した展示会でありながら、会期の後半を『安曇野スタイル2010』に便乗するといった、なかなか戦略的なプログラムで、われわれが参加するのは今年が初めてです。
これまで『安曇野スタイル』には、職場のある安曇野市の会場で仲間に入れてもらったことがありましたが、今年は、自宅の近所にお住まいの木工作家さんのお誘いに乗って、池田町の作家として地元の美術館に作品を展示することになったのです。
(ちょっと無節操なような気がしますが、別に悪いことをしているわけではありませんよね?(笑))
以前にもこのブログに書きましたが、『安曇野スタイル』とは、安曇野で活動する工芸家が中心となって、2005年に発足した観光イベントです。*2
秋の行楽シーズンに、個人工房や美術館、その他の観光施設がそれぞれ同時にイベントを催し、「安曇野」という広いエリアを、県内外の観光客に回遊していただこうといった趣向なのですが、池田町は「安曇野」の端っこに位置しているので、なかなかこちらまで足を運んでもらえないのです。
われわれの作品が、お客さんの誘引に少しでもお役に立てることができればいいのですが、残念ながら、現実にはほとんど無力と言わざるを得ません。
たまたまここをご覧になっている皆さん。
池田町立美術館は、日本でも有数の「眺めのいい美術館」です。
天気が良ければ北アルプスと安曇平が一望できてしまいます。
そればかりでなく、起伏に富んだ地形を利用した造園も見事で、ここを訪れて「期待はずれだった」とぬかした野郎は過去に一人もいません。
どうぞ、お誘い合わせの上、こぞってお運びくださいますようお願い申し上げます。